2011年8月3日水曜日

戦闘妖精雪風

どうもFlankerです。

あまり、更新できてませんね。まあこのブログは自分の趣味を書き連ねるものなので焦って更新しようという気もないのですが。

というより、AR.Drone(昔紹介したラジコンヘリ)が川に墜落してモーターが一個回らない状態で、修復する時間もなく、かといってモーター部分だけを注文するお金もなく。。。ってことでラジコンヘリは久しく飛ばしていません。まあ、ラジコンを使うにあたって壊れるのは覚悟してましたし、気長にってことで。

ただ、もう少ししたらラジコン飛行機に手を伸ばすかもしれません。今度はAR.droneみたいなソフトの補正がなく、なおかつ自分で組み立てていくものをやってみようと思ってます。

さて、本題は最近読んだ本について。

これです。




http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150310246/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_2?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4152090510&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=12S0QF4DSSQTXZR7Y01T

買ってきて読んだのは手前の「アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風」のほうで、たまたまあった図書カード1000円で買ってきました。奥のほうが「グッドラック 戦闘妖精・雪風」です。これは学校の図書館にあったのを借りてきました。なぜなら復習のためです。

この「戦闘妖精・雪風」シリーズは自分がかなり気に入ってるものです。シリーズ一作目が「戦闘妖精・雪風」で、グッドラックそしてアンブロークンアローと話は続いて行きます。

カテゴリとしてはSFで、話の内容としては異星人(JAM)が襲来して、それを主人公の駆る戦闘機で迎え撃つというもののはずなのですが、、、

実際には描かれている話はそんな簡単な話ではありません。ここに自分の文章力で書くことのできないほど、哲学的で、複雑な話が展開されていきます。


前回までは曲がりなりにもよくある架空戦記ものの体裁を保っていたのですが、今作「アンブロークンアロー」で、より話は深いものとなっていきます。

うまく書けませんが、読者の認識がみごとにごっちゃになっていきます。なにがなんだかわからない。でも先が気になる。そんな状態に陥ります。

自分はうまく当初の架空戦記ものとして読んだ自分がから徐々にこの哲学的な話に引きずり込まれていくよう作者に操縦されたみたいです。

ともかく、SF好きや戦闘機好きな人なら一作目の「戦闘妖精・雪風」を読んでみるといいと思います。人によってはものすごく作品に引き込まれるでしょう。

人間と機械とJAMの関係・・・これが徹底的に人間の存在とは?などといった哲学的な問題に繋がっていきます。特に、主人公のが操縦する人工知能を搭載した戦闘機「雪風」は自分としては攻殻機動隊のタチコマを彷彿とさせるような働きをしてくれます。ただ雪風はタチコマみたいに愛らしい存在ではなくJAMを殲滅するただそのための戦闘マシーンとして行動するのみです。ただその中で雪風なりの考えであったり、行動が出てきたりしてきます。

そして驚くべきなのは、この作品は30年ほど前の作品であるということ。攻殻機動隊もそうですが、そんな時代にコンピュータと人間の関係性についてここまで考察した作品というのはなかなか味わい深いものです。



ちなみに自分のTwittterのアイコンは戦闘妖精雪風のOVA版に出てくる戦闘機「スーパーシルフ」だったりします